株式を多数保有していた父の相続手続き
相談前の状況
お父様がお亡くなりになり、不動産・複数の銀行口座のほか、有価証券も保有されていたことから、どのように相続手続きを進めるべきかご不安を抱え、無料相談にご来所くださいました。
特に、口座番号が不明な証券会社があり、また他にも取引のある証券会社が存在する可能性があるものの、その調査方法がわからないとのことでした。
ご相続人はお母様、相談者様、妹様の3名で、皆様のご関係は良好でした。
相談後の状況
有価証券を保管・管理する機関には、故人名義の口座情報を照会できる制度がございます。当事務所にて開示請求を行ったところ、どの証券会社に株式をお持ちであったかが判明いたしました。
さらに、財産調査の結果、相続税の基礎控除額を超える可能性が高いことが分かりましたので、弊所より相続専門の税理士をご紹介させていただき、相続税申告に向けて速やかに準備を進めていただきました。
ご相続人間のご関係が良好であったこともあり、遺産分割協議は円滑にまとまり、遺産分割協議書にも速やかにご押印いただき、相続手続きを滞りなく完了することができました。
事務所からのコメント
近年は、証券会社からの取引報告書や残高通知が郵送ではなく電子交付となっているケースが増えており、銀行口座と異なり、亡くなられた方がどの証券会社に口座をお持ちであったのか把握できないまま相続手続きを迎えられる方が多くいらっしゃいます。
また、複数の証券口座をお持ちの場合、遺産総額が大きくなることもあり、相続税申告の要否確認を含め、早期の調査が重要です。
当事務所では、これまでの豊富な実績をもとに、相続財産の調査を迅速に行っており、さらに相続専門の税理士との連携により、相続税申告までワンストップで対応することが可能です。「故人がどこにどのような財産をお持ちであったかわからない」といったお悩みにも丁寧に対応いたしますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
ご依頼人様からは「個人ではとても対応しきれませんでした。貴所に依頼させていただいて良かったと思っております。相続人一同、感謝申し上げます。」というありがたいお言葉をいただきました。無事に手続きが完了し本当によかったです。
この記事を監修した司法書士・行政書士
司法書士法人グランツ代表司法書士 松田 卓也
- 保有資格
- 司法書士・行政書士・宅地建物取引士・民事信託士・管理業務主任者・初級シスアド
- 専門分野
- 相続・遺言・民事信託・相続放棄・不動産売買
- 趣味
- 旅行・料理・法律の書籍を読み漁ること
- 経歴
- 司法書士法人グランツの代表を勤める。大学生の頃に亡くなった父の相続で苦労した経験から相続の専門家を志し、平成 25 年に司法書士試験合格。相続専門の司法書士・行政書士事務所で実務を経験し平成 29 年に武蔵小杉で開業。「専門家の目を行き届かせて円満相続を実現し、家族の幸せに貢献する」をモットーに日々相続業務に取り組んでいる。相談件数2500 件（令和 4 年 7 月現在）以上の豊富な経験から相談者からの信頼も厚い。
